変態ゲイ男の卑猥な日常 ~欲求不満の出会い妄想癖①~

公開日:  最終更新日:2014/08/28

森(仮名)25歳

朝、大きな音が鳴り響く。

「じりりりり」と、鉄と鉄が跳ね返る高い音が僕の浅い眠りを妨げる。

僕はひっしに音の鳴る原因を、目を瞑りながらも手探りで探し出す。

ふと、何か硬いものに手がふれた。

触れたことのある感触、いつも通りの位置においてある、これは目覚まし時計だな。

目で見なくとも、手の感覚だけでその目覚まし時計の頭の部分にある突起を手で押さえた。

「カチ」という音とともに、先ほどの耳障りな音が消えた。

僕は少し憂鬱になりながらも、体を起こして枕元にある時計に腰をひねり確認した。

太く短い針は6をさしており、長く細い針は3を刺していた。

少し考えた後、すぐに「ああ、支度しないと」とため息混じりで布団から体を突き放した。

4月の終わりに頃になっても、朝は少し肌寒かった。

先ほどまでぬくもりのあった布団を見つめ、名残惜しさも感じたが

僕はそれを気合でおしきって、ぱじゃまのボタンに手をかけた。

そして、いつものように洗面台に向かい歯を磨こうとだるい体を運んで行く。

そこには、なんとも間抜けな顔のした何処にでもいそうな、イケメンでも不細工でもない極々ありふれた顔があった。

「はぁ・・・」

髪の毛は耳より少し長く、先端に行くにつれて捻じ曲がっている癖のある毛。

20代後半と見るだけでも解る顔振りを、自分を見つめてため息をついた。

とりえもなく、これといって目立った特長も、得意とするものもない自分が嫌でしかたなかったのだ。

いつも通り、歯を磨き終わり先ほどの布団のあるところまで歩いて行く。

6畳サイズの部屋には、玄関から正面を向いて薄い青色のしたカーテンがかかっており、そのカーテンを妨げるように敷布団が引かれていた。

左手端には自分の身長より高いタンスがあり、そのタンスに手を伸ばし今日の服を決める。

これから行くところには特にオシャレをする必要もかっこつける事もないので、ラフな格好を着ることにした。

上はSと大きくゴシック文字で書かれた長袖に、下はジーンズを履くことにした。

身支度ができた僕は、そっと玄関へ迎いドアノブへを手をやった。

バイト先まで歩いて20分、その間は暇なのでいつも携帯電話を触っている。

僕はこの生活から抜け出したくて、何かないかと色々インターネットで探すのが日課だ。

特に、恋人がほしいと思わなかった日はなかったくらいだ。

玄関からでてすぐ、ポケットに手を入れて探り出す。

平べったい黒いそれは、ディスプレイが手のひらサイズで親指で操作できる端末だった。

なれた手つきで、端末の電源をいれて何時もの様にインターネットに接続する。

世の中色々な出会い系があるんだなと思いながら、ふと面白いものを目にした。

「イケメン・・・」と口にだしながら、その項目をそっとディスプレイごしに親指で抑えてみる。

そこに書かれていたのは、貴方のための出会い系と書かれていた。

まあ、ほかにも色々書かれていて、いたってシンプルなトップページだった。

その画面の隅っこに無料会員登録と書かれていた。

僕は緊張しながらも、物は試し用と半場勢い交じりで登録してしまった。

今でも僕はその時を覚えている。

はじめてこういう所に登録して、本当に会えるのかどうか不安でしかたなかった自分の気持ち。

今ではとても後悔しているくらいだ。

こんな歳になってまで恋人がいなかった僕に、こんな事がこれから起きようとしていただなんて思っても見なかった。

早く登録しておけばよかったと、今でも思っている。

昔の僕はそんな事もしらずに、緊張を張り巡らせニックネームと年齢、住まい、プロフィールと書かれた項目を一つずつ入力していった。

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